プレイフルラーニング~幼児の「遊びと学び」プロジェクトとは

子供たちに夢中になって遊んで欲しい。
幼児をもつご家族に安心してほしい。
未来をつくる意欲ある子どもたちを育てたい。

そんな思いを込め、『プレイフルラーニング~幼児の「遊びと学び」プロジェクト』を立ち上げました。

2013年12月に発表されたPISA学力調査結果において学力向上が一定度の評価を得る一方、応用力や学習意欲の低下を懸念する声も聞かれています。自ら「知りたい!」「学びたい!」と思える学習意欲は、座学中心の学校教育だけでは身につけることが難しく、幼児教育は国の未来を支える重要な位置付けとして捉えられ、世界各国で注力されている分野です。2014年4月からは日本においても幼児教育強化の一歩として無償化も始まります。

一方、当事者である幼児のお子様を持つご家族の側から見つめ直すと、世帯収入は10数年前に比べて減少し続け、核家族化が進み、共働きの家庭も増え、ご家族が子供たちと接する時間が減少しつつあります。同時に早期教育、英才教育に関する情報が溢れ、都市部からは遊べる場所が減り、時間もお金もない中、自分たちのこどもに何を与えてあげるべきなのか、そんな答えのない不安の中で春からの保育園・幼稚園・小学校への入園・入学、進級を迎えていきます。

幼児にとっては、「夢中になって遊ぶ」ことこそが大切であり、夢中になって遊ぶことを通じていろいろなことを学び、脳の発達を促します。

脳の発達が著しい幼児期に“楽しい、わくわく”する体験をすることは、多くのことを学び吸収することにつながるため、幼児期にはしっかり遊ぶことが大事です。また、ただ遊ばせるのではなく、親の遊びに対する向き合い方を少し変えてあげるだけで、幼児期に身につけることが大切な“探求心”や“やる気”をはじめ、将来にとって大きな武器となる集中力や応用力といった“学びの基礎力”・“学びの意欲”を育むことができます。一方で幼児の発達に合わない学習をしたり、早期から知識を詰め込むことは、将来的な学力や意欲を逆に低下させるという研究もあり、幼児期の学びをしっかり理解し実践していくことが日本の将来には重要であると考えます。

本プロジェクトでは、「遊びの中で学びを見つける」という発達心理学の研究に基づき、幼児期における子どもの“遊び”の重要性を啓発するとともに、幼児期の子どもにとっての“学びの基礎力”・“学びの意欲”を育む「遊び方・遊ばせ方」を発信することで、子育てや子どもの将来に不安や疑問を抱える母親、父親を応援していきます。

プロジェクトメンバー

内田伸子 先生

内田伸子 先生十文字学園女子大学特任教授・
お茶の水女子大学名誉教授。学術博士。

十文字学園女子大学特任教授・お茶の水女子大学名誉教授。学術博士。
専門は発達心理学、認知心理学。NHK Eテレのコメンテーター、子どもの絵本や映像の監修などで活躍する。

大宮明子 先生

大宮明子 先生十文字学園女子大学 人間生活学部
幼児教育学科 准教授 博士

専門は発達心理学、認知心理学。特に子どもの思考の発達、乳幼児期の親子の関わりについてを研究している。主著に『幼児期からの論理的思考の発達過程に関する研究』(風間書房 2013年)がある。

上田信行 先生

上田信行 先生同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授 Ed.D. ネオミュージアム館長

専門は学習環境デザイン、教育工学。プレイフル・ラーニングをキーワードに、学習環境デザインとラーニングアートの先進的かつ独創的な学びの場づくりを数多く実施。1996-1997 ハーバード大学教育大学院客員研究員、2010-2011 MITメディアラボ客員教授。著書に『プレイフル・シンキング:仕事を楽しくする思考法』(宣伝会議、2009)、『プレイフル・ラーニング:ワークショップの源流と学びの未来』(三省堂、共著、2013)などがある。

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