幼児期は神経の発達が著しく、タイミングよく動いたり、力をコントロールしたりするなどの運動能力が大きく向上する時期です。5歳までに大人の約8割程度までの神経機能が発達すると言われており、多様な動きの基礎を確立していきます。
また、幼児期に十分に運動をすることは、心肺機能や骨形成にも寄与するなど、生涯にわたり健康を維持したり、認知機能の向上や、何かに積極的に取り組む意欲を育んだりするなど、豊かな人生を送るための基礎をつくります。
幼児期は神経の発達が著しく、タイミングよく動いたり、力をコントロールしたりするなどの運動能力が大きく向上する時期です。5歳までに大人の約8割程度までの神経機能が発達すると言われており、多様な動きの基礎を確立していきます。
また、幼児期に十分に運動をすることは、心肺機能や骨形成にも寄与するなど、生涯にわたり健康を維持したり、認知機能の向上や、何かに積極的に取り組む意欲を育んだりするなど、豊かな人生を送るための基礎をつくります。
文部科学省の調査によると、現代の幼児の遊びは活発に体を動かすものが減っているようです。近所で遊べる環境が無い家庭も多く、映像視聴など体を動かさない遊びが増加し、体を動かす遊びの機会は少なくなりがちです。
5歳でも座らないと靴を履き替えられなかったり、転んだ時に上手に手を付けられなかったりするなど、以前は幼児期に身に着けられていた動きをできない、体の操作が未熟な幼児が増えているようです。けがを防止するうえでも、体をうまく操作できるようになることは大切です。
幼児期に運動している子と あまり運動していない子では、小学校へ上がったあとの体力テストの結果や運動頻度でも差が出ると分かっています。体を動かす時間は、体力、運動能力の発達の状況にとても強く影響があります。
幼児はさまざまな遊びを中心に、「毎日、合計60 分以上」を目安に身体を動かすことが大切です。お子さんの運動を促してあげることで、体と心の成長に良い影響につながっていきます。
ポイント
※本記事は「幼児期運動指針ガイドブック」(文部科学省発表)を元に、ベネッセコーポレーションが作成しました。